11月23日(水)発行 スポーツ報知より引用

マック鈴木4年ぶりメジャーへ
単独インタビュー

 【サントドミンゴ(ドミニカ共和国)22日=津川晋一】オリックスから戦力外通告を受けたマック鈴木投手(30)が、ドミニカ共和国のウインターリーグでプレーしている。エスコギド・レオネスというチームで、バリバリのメジャーリーガーらと対戦。23日に初先発する。4年ぶりのメジャー復帰を目指し、その投球をスカウトにアピールするマックに、スポーツ報知が単独インタビューした。

 ―ドミニカでは、どんな思いでプレーしてるのか。
 「プエルトリコとベネズエラのウインターリーグに行ったことはあったので、これで(ウインターリーグは)3回目。日本では、投げやりになった部分もあったが、ドミニカに来て気持ちを切り替えできたし、また一からスタートというつもりで頑張りたい」

 ―ウインターリーグの野球環境は?
 「昔マイナーで対戦した選手や、今年メジャーで活躍した選手と対戦したりできるので、とても楽しい。チームのロマニック投手コーチは、僕がマリナーズのマイナーにいた時のコーチ。僕の肩の調子も分かってくれている。中継ぎで調整していたが、明日(23日)先発することになった」

 ―なぜ日本で成功しなかったのだろう。
 「日本の野球に合わない部分があったかも。バントが多く緻密(ちみつ)だったり、力対力の勝負じゃない部分があった。拘束時間の長さとチームの集団行動にもなれなかった。選手はプレーボールからが仕事で、そこまでは自己管理と自己責任だと思って来たので」

 ―今年はずっと2軍だった。
 「とにかく、登板数が少なくつらかった。けががないのに野球ができないのは初めてだった。周りには、2~3か月登板せず解雇される若手投手もたくさんいた。複雑な気持ちでユニホームを脱いでいくので、かわいそうだと思った」

 ―来年はメジャーを目指す?
 「ドミニカはカリブ各国のウインターリーグの中でもハイレベル。スカウトも来ているので契約につながる可能性はあるし、実際に交渉しているチームもある。結果を出して契約してもらえるよう頑張りたい」

 ―今後の抱負は。
 「とにかく一から出直し。メジャーで投げられるだけでなく、定着して当たり前になれるようにしたい。そして、日本でダメだったはずの僕が、米国で結果を出す姿を見せたい。それが現実になったら面白いじゃないですか(笑い)」

 ◆マック鈴木 本名は鈴木誠。1975年5月31日、兵庫県生まれ。30歳。滝川二高を中退し、92年にマイナーリーグのサリナス入団。96年にマリナーズで大リーグデビュー。日本でのプロ経験のない選手では初の快挙。98年9月に初勝利。その後はロイヤルズ、ブルワーズなどを渡り歩き、帰国した02年ドラフト2巡目でオリックス入団。03年は4勝(9敗)を挙げたが、今年は1軍登板なしでオフに戦力外通告を受けた。メジャー通算117試合登板、16勝31敗、防御率5・72。日本では53試合登板、5勝15敗1セーブ、防御率7・53。191センチ、90キロ。右投右打。